ありのままの、あなたが欲しい。


「………」



俺は携帯を耳に当て、紙切れを見たままフリーズした。



“昨日はすっごくよかったよ!
ごちそうさまでした♪”



渡部から告げられた衝撃的事実と、彼女が残したそのメッセージは見事にシンクロしていた。



『…ショージ?おい、聞いてっか?
もしもし?もしもー』



“し”が聞こえる前に電話を切ってやった。



まさか…あの優花さんが?

確かに慣れてるとは思ったが…



俺、ヤリ逃げされたってこと?


……ありえねー!!



「あのオンナ~~…!!」



俺はわなわなと怒りで震える手で、その紙切れをグシャッと握り潰した。