──あぁ、こんなにも心が満たされることってあるんだな と、その時初めて感じた。 どんな女といくら身体を重ねても、決して感じることが出来なかった 柔らかで、温かい毛布で、 隙間の空いた心をまるごと包み込まれたような感覚。 初めて知ったその温もりに、何故だか涙が出そうになった。 彼女の瞳も揺れている。 輝いているのは星のせいだけじゃなかったらしい。 そんなあなたに、心からの感謝と愛を込めて伝えるよ。 「…もちろん。 三人で幸せになろうよ」