ありのままの、あなたが欲しい。

「もう~…お節介なんだから」


「俺で良ければ行くけど、夏芽さんは嫌?」



彼女は困ったように眉を下げて、ふるふると首を横に振る。



「嫌じゃ、ないけど…でも、ショージさんはいいの?
周りは家族連ればっかりだし、どう思われるかわかんないわよ?」



やっぱり、気にしてたのはそのことなのか。

世間体なんて…くだらないだろ。



「俺は平気だよ?別に誰にどう思われようが」



俯いていた顔を上げ、不安げな表情をする彼女に余裕の笑みを向ける。



「“どんな関係だ?”とか“若いお父さんだな”って思われたって、そんなの全然構わない」


「──っ…!」



夏芽さんは一瞬驚いたような顔をした後、ほんの少し頬を赤く染めて俺を見上げる。