ありのままの、あなたが欲しい。


施設近くの公園には、早くも梅の花が咲き始めている。

3月にしては暖かい今日は雲一つない晴天で、絶好の花見日和だった。



「おにいさま〜!みてーおはな!」

「うん、キレイだね」


「おはようございます!おはようございます!」

「みっちゃん、もう朝じゃないよ」


「ショージさん!おべんとうはおいしいですか!おいしいです!」

「………。」



相変わらず賑やかなこの三人は、弁当を食べる俺の周りをうろちょろしている。


リュックを背負い眼鏡をかけて、ズボンの中にシャツをインしている池田さんはもはやアキバ系にしか見えず……

俺はさっきから秘かに笑いを堪えている。