ありのままの、あなたが欲しい。

「ねーお母さん、お腹すいた!早くナベしよ~!」



不意にマナトくんが藤咲さんを見上げて言った。


ていうか……鍋!?



「鍋やるの?この暑い日に!?」



俺が顔をしかめると、藤咲さんは眉を下げてため息を漏らす。



「しょうがないのよ、また店長からいっぱい野菜もらっちゃったんだから…。
手っ取り早く減らすには鍋が一番なの!」



確かにそうだけど…。

まぁ、また俺のところに持ってきてもらっても困るしな。


そう思って頷いていると、マナトくんが急に目を輝かせて俺を見てきた。



「そーだ!ショージも一緒に食べようよ、ナベ!」


「「──え!?」」