ありのままの、あなたが欲しい。

「バカ言うな。俺は仕事中は公私混同したくないの」


持っていた仕事用のファイルで亜優の頭をポンッと軽く叩くと、


「つまんないの〜」


と言って、亜優はぷーっと子供みたいに頬を膨らませた。



“純粋無垢で、世の中の汚い部分はな〜んにも知りません!っていう汚れなき天使”


ここのみんなは亜優のことをそう思ってるんだろうな…

悪の部分がない人間なんているわけないのに。


亜優だってそう。


彼女の真の姿を知っているのはきっと……俺だけだ。