「はぁあぁあ……」




疲れた。


とにかく疲れた。


今は、家に帰ってる途中なんだけど…



「ねぇ、君。お茶しに行かない??」



学校の中から、ずっとついてくるこの金髪男。


転校生(しかも女子)が、来たっていう話が一瞬にして広まり、

学校から出るのにも一苦労な程の、人だかりだった。



精神的にキツイんだよな…



「ねぇ、聞いてんのかよッ!?」



無視し続ける私に、しびれをきらしたらしいヤンキー。
(あまりにもしつこいから、達が悪いと判断した)



もう…超うるさいコイツ…


早く家に帰って寝かせて欲しい。



「じゃぁ…」



ヤンキーがふてきな笑みを浮かべる。


な…に??

気持ち悪い…