…にしても…



「高2、三人組は??」



「まだ、寝てるんじゃないかな…??」


「えッ!? もう7時だよ!?」


「うん。あいつら、寝起き悪いから」


ほっときなよ、そう言って笑う類。



うん。 鬼だ。



このままだったら、確実に遅刻じゃん…


お気の毒に…


そう、思いながら、パンをかじる。



「彩紀さん、おはようございます!」



「あ、田中さん、おはよ」



「ちょっと…いいですか??」




………なんだろう。



田中さんの後をついて、リビングへ。