「ごめんね、龍が酷いこと言って」 「大丈夫、類が謝ることないよ」 いつもの優しい類に戻って、少し安心した。 「唯斗、ありがと」 「うん」 なんで、今お礼を言ったんだろう… 「俺が頼んだんだよ」 「えッ…」 心の中で疑問に思っただけなのに。 類は、人の心がわかる能力があるんだろうか… 「彩紀ちゃんが、元気ないからどうにかして来いって」 「そ、そうなんだ」 どうにかして来いって… 凄いアバウトだな…