「今日、どうして早く来たの??」
「別に…」
さっきからずっとこの調子なのだ。
あれこれと質問を投げかける私に嫌気がさしたのか、
ずっとしかめっ面をしている。
いつもは、お寝坊さんの唯斗が早起きするなんて、とても珍しい。
その証拠に、私がこの学校に転校してきてから、
唯斗、流星、龍の高2三人組は、毎日遅刻していた。
「あっ…そうそう、デビューするって言ってたけど…グループの名前とか決まってるの?」
「決まってない」
予想外だ。
名前って大事なのにな~…
「私が考えてあげよっか?」
「お前バカじゃねぇの?」


