「はぁ…」



翌日。


いつもより早く家を出てきた私。


誰もいない教室。


あの後、5人を避けちゃってる。


マネージャーをやりたくない訳じゃない。


不安なだけ。


今まで、温室で育てられてきた私。


お嬢様として扱われてきた。


使用人もいたし、一人で何かするという事がなかった。


そんな私に務まるわけがないんだ。


人のために何かするという事が、


一番苦手かも知れない。