「本当に無理だからッ!!」



ーバンッ



「彩紀ちゃん!!」





勢いで、リビングから出てきてしまった。


怒りで、はらわたが煮えくりかえりそうだ。


お父さんのあの頬笑みは、罪悪感のあらわれだったのか…


5人をよろしく頼むよってこの事かいッ!!


あ~…腹立つッ!!


そんな事を思いながら、自分の部屋へと歩き始めた。