「…美和…?」 陸翔が、起きてる。 陸翔が、陸翔が……………!! 夢みたい。 信じられない。 夢じゃ、ないよね……? 「陸翔ぉ………」 私はたまらず、その場に座り込んだ。 涙が、止まらない。 ずっと、ずっとこの時を待ってた… “目を覚ますか分かりません” そう言われた日から、2ヶ月間。 ずっと、ずっと……… パッと陸翔の顔を見る。 「…え……」