パタン。 部屋の扉を閉め、ベッドへダイブする。 「ふぅー……」 部屋の天井を仰ぎながら、左腕を額に当てる。 「今更、なんて言えばいいんだよ……」 ポツリと呟いた言葉がシンとした室内に響く。 美和にはもう、伝えたんだよ…… 自分の気持ちも、思いも全て。 「……っ……」 俺は無性に悔しくて、情けなくて、唇をかみしめた。 負けんな、俺。 、