雪「……なるほどな」
雪はそう言うと死神に向き合った
雪「帰る」
神「…へ?」
死神はすっとんきょうな声を出す
雪「疑問もなくなったし、勝ったし、アイツ等が待ってるからな。時神、帰らせろ」
雪は平然とする
時「…………あぁ」
時神は若干驚いたが、直ぐに少し離れた所で、雪が帰るための準備をはじめる
雪は時神の元へ足を進めた
が、ふいに足を止めた
雪「あ、そうだ」
雪はそう言うと鬼咬兇に振り返った
雪「…憎むなとは言わない、それは仕方ない事だ。
けど、てめえの大切な人を悲しませる真似はするな。
大切なモノは生きてようが死んでようが関係ない、居た事は確かだから。
大切な人の為に生きろ。そして、大切な人の為に生きたいと言う魂を守れ。
それが己の武士道になる。」
雪はそう言った雪は強く凛々しかった
そして、再び足を進める
鬼「…俺の本当の名は、宗宰(ソウサイ)だ!お前には覚えて貰いたい」
宗宰は笑顔で叫んだ
雪はまた振り返り、笑顔で答える
雪「宗宰、いい名前だな。覚えておく。
じゃあな、宗宰、死神、時神」
そう言って雪は帰って行った