雪「(ここで、ただ卵かき混ぜただけだと言えば、終わる。完璧に終わる。)…… 企業秘密だ」


土「今明に間があったよな、変な間があったよな。何だこれ、何入れたコレ?」


雪「知るか」


沖「……原田さん、食べて下さい」


沖田は雪の攻撃で既に虫の息である原田に言う


原「なっ…何でぇ!?」


沖「変な物入ってたら嫌ですから」


原「俺も嫌だよ!」


雪「入ってる訳ねぇだろ。再起不能にするぞ、原田」


原「だから何で俺ぇぇぇ!?」


なんやかんやで結局、原田が食べる事になった。



原田の前にはスクランブルエッグ様が堂々と佇んでいる


雪「旨かったらパシりと切腹な、原田。不味いって言ったら殺す」


沖「不味かったら甘味たらふく奢って下さい、あっ、それから三べん回ってワンと言って下さい、原田さん」


原「………(いや、だから…なんで、なんで俺ぇぇぇ!しかも二人共罰増えてるし、総司は寧ろ甘味優先に言ってるし後の方絶対忘れてただろ、雪に至っては殺す気満々だし、何言っても殺す気だし!!目ぇ据わってるし、むちゃくちゃだよ!!)」



原田はボロボロな心の中で悲痛の声をあげた


そんな原田に雪と沖田以外は哀れみの視線を送ったり、目をそらしたりしている。


原「(酷いよっ皆ぁっ!!)」


原田は内心号泣しながらも、意を決してスクランブルエッグ様を口に運んだ