土「……珍しいな」


何時もの雪なら十分位言い合いしてから、しぶしぶ行く。

だが、今日は一分も経たないで行った


土「逆に気持ち悪いな」


そう呟きながらもあの事に繋がりがあったからなのかと思考を働かす


血まみれで帰って来た雪、それは自分の血だけでなく、返り血もあった


雪は土方達に死神達の事を話していなかった

また、土方達も雪に何があったか聞いていなかった



土方が思考を巡らせていると雪が戻っ来た


雪「はい、お茶」



雪は土方の机にドンッと置いた


土「……おい、これは何だ」



雪「お茶だ」


土「んなこたァ、見りゃ分かんだよ!これは何だ、これは!!」



雪「鍋」


土方が指差す物はお茶が入っている入れ物だった


土方の問いに雪は平然と答える



土「いや何でだよ!!何で鍋!?鍋は一人で啜りながら飲む物じゃねぇだろ!茶の入れ物じゃねぇんだよ!!」


雪「そんな事知っている」