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「奏聞いてるのお?」


「えっ!?あっ…聞いてなかった…」


「もう!!なに昨日からおかしくない!?」


可笑しいのは知ってる
だって自分でもわかる


「シャワーから出てみれば死んだように寝てるし…なにかあった?」


「えっ!?」


「…雄大さんと」


真理ちゃんが少し怪しむように覗く

ドキッと心臓がはねあがる

「なにかって…?」


「なんかした?」


したけど…言えるわけない…

「しないよ!?シャンパン飲んだら吐いちゃって…横にならしてもらったら寝ちゃったの」

嘘だとバレないように
慎重に言葉を選ぶ