略奪愛

「ひどいっ!もう止めて下さい!」


笑ってる…
なんでよっ!

あまりにも自分勝手で腹がたつ


「いや」


グッと引き寄せられ…肌と肌が一瞬触れる


「雄大さん!!」


「また後でね…奏」


耳元で囁く雄大さん
しかも…


「キャッ!!」


フゥ…と息をかける


雄大さんが離れてお酒を渡してくれた


「プレゼント」


渡したのは真っ白なカクテル

まるで純潔…


雄大さんは向きを変えて立ち去っていく


残された真っ白なカクテル私にって…なんで?