略奪愛

向きなよ…

その言葉に背筋が凍る


向いちゃだめ…
解るもの…絶対にあの笑みで笑ってる!


手からだんだんと上に上がり、ヒラッと髪を分けられ首筋に触る


「雄大さん!!」


「やっと向いた」


ほら…
やっぱり笑ってる


「奏は可愛いね…敏感に反応して。俺楽しいよ」


楽しい…?

「手をはなしてください…」


「ゆうにはバレなかった?キスマーク」


キスマーク…やっぱり雄大さんが付けたんだ…


「なんであんなことしたんですか!?バレたら…」


「また来させるため、忘れなくさせるため。バレなかったんだ?ァハハ…」