すっかり息も上がって髪もグチャグチャ…


「ゆう君!」


「ああ、奏…走ってきたの?」


「うん、時間が間に合わないとおもったから…」


ハハハと童顔の顔を歪まして笑うゆう君


私も髪を直しながらエヘッって笑った



「中にはいろう。皆もう飲んでるよ」


「うんっ」




そして私は中に入っていく


抜け出せない


大きな闇に向かって