それからしばらくして、ユズハも一緒に住むようになったけど…


あの時はユズハにもう会えないのかと思って、ずっとハラハラしていたんだ…。


三人で暮らすようになってからは、ユズハと毎日一緒にいられてハッピーだけど、正直に言うとトーヤは邪魔だ。


悪い奴じゃないから邪険には出来ないけど、オレはもっとユズハを独占したいからな。


ユズハだって、きっとオレと二人きりの方がいいと思うんだ。


「ただいま」


「アンアンッ!」


色々考えているうちにユズハが帰って来て、オレは尻尾を振って出迎えた。