「俺と…付き合ってくれない…か…な…」
あの日のコトは…あまり思い出したく無い。
私はアッサリOK。好きでもない生徒会長と付き合い出した。
高校3年の春。
「私で良ければ…」
顔を下に向け、ポツリとつぶやいた。
私にはエコーがかかったように聞こえた。
彼は嬉しそうに、私を見つめた。
彼には…私みたいに傷付けたくない一心で…。
でも逆に彼を気づつけてしまったことを後から後悔した。
付き合い出して3日後。始めてのKiss。
カナリ大胆な彼に驚いた。
私は貴方を求めてない。
心中で何度も叫んだ。
彼から唇をつたわって、伝わってくるのは、私への思い。
私は受け止めることしかでしない。
「愛してる」のお返しは「私も。」の一言…。
旧校舎…。彼に呼び出されたのは…紛れもなくアレ目当て。