そして昼休み




いつもウチは怜也君と屋上でお弁当を食べる







「…怜也君」





「…何?ゆき子」





…言ってしまおか







「…ううん、何でもない」





すると怜也君はウチを静かに抱き締めた







「な、何?」



後ろから静かに怜也君の息遣いとシャンプーの匂いがした







「…ゆき子は何も心配しなくていいよ



ただ俺のそばにいて」








「…そんな事いわんといてよ」




恥ずかしくて恥ずかしくて






でも