………


「羅菜、今の状況は?」

「今は出ちゃだめだと思う。
ほら、この人にバレると・・・・・・」



それから、
あたしはいつも夜也の仕事がある日には
手伝いをした。

なんだか、

やっぱり必要なら・・・こんなあたしで
もそうなら


役立ちたてることをしたいなってすごく
思えて

あたしなりには充実した夏休みな気が
してる。



気がついたら夏休みは半分以上終わってて
あたしの

バイト期間はそろそろ一ヶ月がたとうと
してた。



「羅菜、今日もお疲れ」

「いや、夜也がね」

「そう?あっ、これ親父から」

「え?桐谷さんから?」



あたしは、
桐谷さんからと言って渡された茶色い
封筒を



そっと受け取る。