怒るあたしに夜也は小声で
「いいじゃん?」だって。
よくないっつーの!!
「ったく、そうゆうことか。
お前が人に正体をバラしたとかアホぬか
してしかも手伝い・・・お前もそうゆう年か」
「は?うっせーよ!!」
「なに?なにが?」
「なっ、なんでもねー!!」
……?
あたしは夜也と桐谷さんが話してる内容
がよく分からなかった。
お父さんの前の夜也は
いつもより断然素の姿って感じだ。
ってかなんでもなくないでしょこれは
あきらかにー!!!
――――――――――
「羅菜、お前もうすぐだぞ・・・って
なんで不機嫌!?」
「そっちが教えてくれないからでしょっ」
あのあと、どんだけ聞いても夜也は教え
てくれなかったし
桐谷さんも笑ってた。