「羅菜」

「ひゃい!?」

「ぶは・・・っ、素敵なお返事だ・・・」

「だっ、だって・・・!!」



一人、心の中で戦ってたときに声を
かけられたから


拍子抜けた変な声を上げてしまった。

恥ずかしすぎる・・・・・・。



「くくっ・・・」

「いつまで笑ってるんだよ・・・」

「ごめんごめんっ。で、羅菜。
俺の手伝いしてくれる?」



あっ、そうか。

あたしが断ったから話してくれたんだ
よね。

本当だったらやっぱり怪盗の手伝いー?
ってなるけど


あきらかにあたしの中で今の怪盗ピエロ
な夜也への

印象は変わってたから・・・・・・



「うん、手伝うよ・・・。
バイト代もよろしくね?」


そう強く笑って言えた。