「うといぞ羅菜っ!芳樹は親戚まー
いとこだけど一緒に来るって言ったよ
ね?」

「はぃ?あー、言ったね」


あたしは、
鈴音の言葉で言われたことを思い出す。

確かに
言ってたね。

で、それと今この状況となんの関係が
あるんでしょう?


あたしがずっと分からないといったよう
な顔をしてると



「で、この2人がそうなんだよ」

「あ、そうなの?」

「羅菜ちゃん、あっけらかんとしてるな」

「違う違う、まだちょっと理解してない
だけだから」


そっか、
芳樹先輩と夜也がいとこ同士なわけか。

なるほどね・・・・・・



「えー!?2人がいとこ!?」


あたしは
意味が分かったとたん大声で叫んだ。


一瞬にしてファミレスのお客さんの目が
あたしに

向けられる。