いくらマントがかっこよくても
飛ぶくらいしてほしいかもね。

いや、

これが一番非現実的か。


「さて、そろそろ帰ろうかなーっ」

「そうだね」


そうだった、
今はもう放課後なんだ。

帰らないとね。

あたしはそそくさと鞄に荷物を詰める。



「ん?」

あたしは、
ゆっくりそれを手にとる。

それとは・・・日誌のことです。

そういえば
あたし今日日直だったんだ。


「あれ、それ日誌ー?そっか今日は羅菜
と・・・夜也くんだっけ」

「うん、転校生だよね」

「話したことないなー」