笑い合って
あたしたちは優しくキスをした。


「これからも夜働くのかー。
乙女の敵な仕事なんだね」

「ん、そうだな」

「なんでそんなじっと見てるの?」

「いや、これ言っていいのかなって
思って」



あたしはなにをだろう?
そう思って首を傾げた。



「羅菜ちゃん」

「なんでしょう・・・?」


いきなりちゃん付けなんてなにか
あるとしか思えなかった。


「羅菜ちゃんは
俺の性欲つーかなんつーの理性?を
見事に奪いましたー」

「えと・・・それはつまり・・・」

「夜なんだから色々出来そうだ」




これからの仕事ともう1つ、
なんだか


恐ろしいことを巧まれてるような気が
するけど

君になら・・・


「いいかもね」




『END』