「まー脳なんて分かんないもんだけど」
「うん、そんな難しいもん理解したく
ないね」
「確かにっ」
夢も脳が関連してるんだ・・・
「あっ夢と言えば!!あたし笑菜さんの
夢見たんだ!!」
「え・・・羅菜も?」
「え・・・?もってことは・・・夜也も見た
ってこと!?」
あたしの問いかけに夜也はこくっと
頷いた。
「しかもなんか言われたんだよな。確か
『羅菜ちゃんを守らなきゃダメよ?』
っていつもの笑顔で言われた。
羅菜は覚えてる?」
「うん!
『羅菜ちゃんありがとう。
夜也のこと大切に思ってくれて』
って言われたの!あたしも笑顔で!!」
これも脳でなんかあったからなの?
でもあたしは
本当に笑菜さんがあたしたちに
そう言ってくれたんだとしか
思えなかった。
「お袋、俺に対してつめてぇーだろ!!」
「ふふ、なんか嬉しい」
――――――ガラガラ。
「おっ、2人とも元気そうじゃないか」


