そっと横の塀を見上げるとこのマント
もしかして・・・


「どーもこんばんわ。まさか三日連続
で来てること気づいてもらえるとは」

「はっ、はぁ・・・・・・」


やっぱり、
塀に立ってるのはナイト様だった・・・。


ってか、
気づいたとかじゃないんだけど・・・。



「捕まりたいんですか?」

「いえ、そういうわけじゃないですよ。
今日は宝石奪いに来たわけじゃなかった
んですけど・・・ちょうど依頼があって」

「えっ、あなた依頼で盗むんですか・・・」

「え?まぁ、ほぼ」


なんだそれー!?
本当に怪盗なのかこいつ!?


依頼のためって出張サービス営業者か
この人!?

もう、
この人の言動に驚かずにはいられない。



「けど、
今日は俺の意思で動いてきましたよ。」

「いや、さっき依頼があったって・・・」

「だから、それは偶然です」