―――――ガバッ!!!
「え・・・ここどこ?」
思いっきり早く起き上がったのはいいけど
自分がどこにいるのか把握出来なかった。
「ら、羅菜?
よかったー目が覚めたのね」
「お、お母さん?」
しかもなんでか傍にはお母さんがいて。
少し涙目だし。
ここってもしかして病院?
「羅菜、まる2日起きないんだもの。
心配したのよ。」
「え、そうだったの?」
まさか、
そんなに寝てただなんて・・・。
でもとても良い夢を見てた気がする。
「あっ!!」
「な、なによ?」
「夜也は!?夜也はどうしたの!?」
あたしは
ベットを乗り出して
お母さんに問いかける。
「落ち着いて。出血は多いみたいだけど
手術が成功して大丈夫らしいわ」