「あー、本当に簡単に俺の作戦にハマる
なんて思わなかったわー」
「・・・え?」
作戦・・・?
まさか・・・
だから怪盗の・・・ナイトみたいな格好
をして
あたしの前に現れたの!?
騙されたと気づいたあたしは、
怒りが込み上げてきた。
「あんたねーっ!!」
「朝也、うるさいぞ。どうした」
「あ・・・」
思わず大声を上げてしまったそのとき、
奥から、
30代前半くらいの男の人が出て来た。
「誰だ・・・この女は」
「えっとこいつは・・・
夜也の大切な奴です」
「夜也の大切な奴?」
た、大切な奴だなんて・・・///
って照れてる場合じゃないっ!!


