―――――――帰り道。

今日の帰り道も辺りはもう真っ暗だ。


「羅菜、ごめんねっ!
一緒に残ってもらちゃって・・・」

「全然いいよ。先輩バイトだったんで
しょ?」

「うん・・・・・・」



あたしは
課題の居残りがあった鈴音に付き合った。

まー結果
外はもう真っ暗。


そして今は鈴音の家の前。


「しかも送ってもらちゃったし・・・」

「鈴音を危険な目に合わせられないから
さ。先輩にたくされてるからね今日は」

「ありがとう・・・じゃー、バイバイ」


「うん、バイバイっ」


鈴音は
申し訳なさそうにこちらをちらちら
見ながら


………バタンっ。


家に入っていった。