もしかして・・・
1人で

おじさんのところに向かったの!?



だとしたら・・・
さっきの

ピッって音は・・・カウントダウン
だったっていうの!?


でも、

そんな非現実的なことがあるわけ・・・


あるかもしれない。


逆に、
起こればどんなことだって現実になる
もの・・・。


だけど、
夜也があたしの前からいなくなるはずが
ないよっ!!


あたしは、

夜也の嘘に・・・気づけなかった?



拳をぎゅっと握り、
夜也が消えた道を走る。



「夜也っ」


けど
誤算だったのは・・・

カウントダウンが
夜也に対してじゃなくて・・・


あたしに対しての危険信号だったってこと。