いつも傍に感じていたい。

会いたいときに
会える場所にいてほしい。


夜也がいなくなるなんて絶対にないって
分かってるけど

恐怖の思いはなかなか消えない・・・。




「羅菜・・・」


夜也はあたしの頭に手を置くと
優しく笑った。


「当たり前だろ・・・大丈夫だ。
離れるわけねぇーじゃん」

「・・・うん」



少しの沈黙のあと、
夜也はそう言ってくれた。


信じます、
信じるしそのためにあたしも頑張る。


たとえ逃れられない試練があっても
勝ち抜いてみせるって


ことだよね?



「さぁ、行こうか」

「うん。」



あたしたちは
ゆっくり学校に向かって歩き出す。


なにも考えずに・・・・・・。


忘れてた・・・
夜也はピエロなんだって。