怪盗ピエロとお仕事中*


夜也はニッっと歯を見せて笑う。

あーもうあたしのばか。

どうして
夜也の優しさに気づかなかったんだ
ろうって

あとからいっぱい後悔するんだ。



「これがうばちゃった俺の使命なんだよ
絶対っ」

「そうだよっ、絶対な使命だし~」



ナイトのときの夜也はすっごい遠い存在
な気がしてたのに

今はすぐそばに目の前に居てくれるんだ。



いつもそこに居てほしいんだ。



「羅菜、さっそく今日俺仕事があるんだ
けど・・・」

「もちろんいくっ」



すっごく嫌そうな顔して話す夜也。

ごめんね、
やっぱりあたしは行きたい。


行かせたくないって思っても
隠し事しないでほしいってお願いは

しっかり守ってくれてる。



優しさはいっぱい伝わってるんだ。