「えぇ!?
なんで呼んでくれなかったの!!!」
「ちょっ、羅菜・・・」
夜也の話を聞いてあたしは
思いっきり大声で怒鳴ってしまった。
「うるさいですよ。
病院では静かにしてくださいっ」
「えっ、あっすいません・・・」
「くっ・・・」
案の定看護師さんに怒られてしまった。
夜也さんあんたね、
笑ってる場合じゃないでしょ!?
でも夜也が話してくれた内容は
……
あたしが夜也の背中を見て悲しくなった
一週間前のあの日、
夜也には仕事が入ってたらしい。
だけどそこで
あたしに危険が及ぶといけないからって
あたしを
呼ばなかったらしい。
そしてその日、
お店に返しに向かった夜也は
会ってしまったんだって
おじさんに・・・・・・。


