「朝也になんもされてねぇか?」
「へ?だ、大丈夫だよっ」
優しくあたしに触れる夜也にどきどき
した。
久しぶりだからかな?
でもやっぱり想いはそのままだって
体が教えてくれてるみたいだった。
「朝也どんだけ俺のこと憎いんだよっ。
こんな姿羅菜に見せたくなかったのに」
「夜也?」
「ダサいから隠してたかったのに・・・」
えぇ!?
まさかそれが理由であたしに言ってくれ
なかったの?
今も顔赤いし・・・
なんだよそれー。
「はぁ、嫌われたかと思ったのに・・・」
「え?誰が?もしかして俺!?
なわけねぇって!!」
「うん、よかった・・・」
夜也はあたしが寂しかったのを察したの
かもしれない。
「ごめんな・・・」
そう言って優しくあたしを撫でてくれて
けがの原因も話してくれた。


