不敵な笑みでそう言われた。
笑えって・・・
笑えないでしょ今は!!
夜也にも会えてないのに・・・
考えるだけでもっと暗くなってしまう。
「わっ、もっと暗くなった。ブスい」
「ほっほっといて下さい」
ブスいって・・・ブスいって・・・
確かにそうだけども。
合ってるのがなんだか悔しい。
「それに笑えないです。急に言われても」
「なんで?母さんはいっつも笑って・・・」
「母さん?」
「なんでもないっ!」
母さん、その単語を口にして朝也さんは
辛そうな顔をする。
朝也さんのお母さん、
あたしのお母さんの友達だった人。
お母さんに聞くとお母さんもこんな辛そ
うな顔をしてた。


