「今日も休みは桐谷夜也だけだな?」



自分でも
まさかあの予感が当たってる…
そうとは思わなかったのに。


あの日別れてから一週間、
夜也は学校に来ていないんだ。



もちろん、今日も空いてる夜也の席。


先生に
夜也が休みの理由を聞いても先生も

どうやら詳しくは聞いてないみたいで。



「はぁ・・・」


あたしはぼんやりと外を眺める日々が
続いていた。



「羅菜、また溜息?大丈夫?」

「あっ鈴音・・・。大丈夫だよ。
それに今日はデートでしょ?」

「うん・・・」




鈴音はあたしを心配してくれていて
ずっとそばにいてくれる。


けどデートまで潰してほしくないし。


鈴音は申し訳ないといった表情で
あたしに手を振って帰っていった。