どんな姿でも新しく発見する夜也は
とてもかっこいいし

愛おしく思えてしまうんだ。



「でもさ、温かさを教えてくれたのは
羅菜だからお袋のこと話しとく。
それにこれから朝也とも関わりが出てし
まうかもしんねぇ…守るけど」

「そっか・・・ん?最後なんて言ったの?」

「な、なんでもねぇよっ!!」



えっ、隠すとか怪しいんだけど?

まぁいいけど。


――――

「じゃあここ座ろうぜ」

「あっうん。」



あれから夜也が立って話すのもなんだ
からってことで


この公園に来た。


思い出のある公園だ。

ナイトだって知れたのもこの公園だし
付き合えたのもこの公園だ。



ここで話そうってことなにか大きな意味
があったのかもしれない。



「羅菜、驚いた?お袋と佐菜さんが仲
良かったって聞いてさ」