そしてあたしはなれないこの状況に
固まってしまっているんだけどね。


今は
夜也のお父さんの仕事場です。


さすが
警視総監、椅子が本当に豪華だわ。


って納得してる場合じゃないか。

夜也たちはとても真剣に話している。



「親父が朝言ってた事件、これって
朝也がやったんじゃねぇのか?」

「それは一理あるかもしれんな・・・」

「ったく、朝から焦ったってのによ。
まぁ朝也だけでもう盗みに入ってるとは
思ってなかったしな」




あぁ、
もうなんか事件が起こってるんだ。

朝なんだか機嫌が悪く感じたのは
今話してることに関連してるのかな。


「わたしだってまだ兄さんが動いてるもんだ
と思ってたが・・・まぁもう歳だしな」

「そうか?まだ40前半だろ?」

「まだ30後半だ!!」

「いや、おじさんは40代だろ?
親父はそうかもだけど・・・」


自分の年齢をなぜか大声で叫ぶ夜也の
桐谷さん。



「「ブッ」」



照れてる桐谷さんをみて思わず2人で吹き
出してしまった。