「じゃあ自己紹介してくれるか。」
「はい、わかりました」
どうして、
どうしてこの人はこんなにも夜也に似て
いるんだろう？
あたしはただ、
ハテナが浮かぶばかりで。
夜也の反応は？なんて思ったけどここから
夜也の表情は見えなかった。
「初めまして、桐谷朝也(ｷﾘﾀﾆｱｻﾔ)です。
どうぞよろしくお願いします」
そう言って最後はにこっと笑う転校生。
その瞬間顔を赤くする人が見えた。
男の子たちも
ざわつき始めてるし。
でもあたしがびっくりなのはそんなとこ
じゃないよ。
名前に朝入ってるし、
名字、夜也と一緒だよね？
也もついてるし・・・どうゆうこと？
あたしの謎を解いてくれたのは転校生
だった。
「せっかく、同じクラスになれたのに
無反応？つめてぇーじゃん夜也。」
