「どうなの!?終わっちゃったの?」

「あーもう、終わってませんよ!」



真剣に聞かれたから真剣に答えた。

って
あたしゃバカか。



「えっ、そうなんだ」

「おい、なんでちょっとがっかりみたいな
顔なのかな?」

「いやいや、そんなことはないんだよ」



ちょっと、無理やりですねあなた。



「鈴音はどうなの?」

「あたしー?なんか最近は時間合わなくて」



そう言って鈴音はため息をついた。

ちょっと心配になったけど
その顔は幸せそうだから安心した。



それほど好きなんだね先輩が。



高校違うって辛いんだろうなって思ってた
けど


鈴音は楽しいよって言う、幸せだよって
言うんだ。



あたしも恋して知ったよ、

恋愛は人それぞれ違うからわくわく
どきどき


するんだって。