「あんたらってむかつくくらいラブラブ
だね」
「どうしたの、唐突に」
夜也と付き合って一ヶ月くらい経ったある
日、唐突に鈴音に言われた。
確かになんでか知らないけど
あたしたちが付き合った噂はすぐに流れて。
いっつも登校も夜也が迎えに来てくれて
一緒に来てる。
お母さんはあの初めて迎えに来てくれた
日に
「だからいずれ分かるって言ったでしょ?」
ってお兄ちゃんに言ってた。
それからはいっつもニヤニヤしながら
「夜也くんとはどうなの?」
とかうるさいんだよね。
「で、初体験は終わったの?」
「ブッ!!はい?」
販売機で買った飲み物をつい
噴出しそうになった。
本当なんで
そんな唐突なの鈴音は。