あたしは顔を真っ赤にしながら支度を
すばやくすませた。


軽く息、
切れちゃってるんだけど・・・。



「羅菜準備はえーな」

「そりゃどーも」


急いだに決まってるでしょ!

これ以上待たせることなんてできないよ
申し訳なくて。


「じゃあ、2人とも気を付けてね」

「いってきます・・・」

「お邪魔しました♪」



満面な笑みなお母さんと夜也。

なんか
不気味なんですけど2人とも・・・。




「なんだよ、羅菜その目は?」

「べっつにー!」

「なに怒ってんの?」


怒ってないよ!!
そう言おうと思ったけどあたし完全に

うざい女になっちゃう。


それはいやだ。

そう思ってなにも言えないあたしに夜也は



「俺の彼女はほんと可愛いなー」


そう言った。

ほんとに、
好きって気持ちが高鳴ってしまう・・・。


あたしはきみの――…彼女。