違うわけじゃないんだけど
違うんだ!!
今すごく警察って仕事はいいと思ってて。
もちろん、
小さいころ嫌いだったのもしっかり覚え
てるんだ。
ただただ、嫌いだった。
疑うことしか脳にないみたいで。
疑ってるわけじゃなくて
真実に立ち向かってるんだって今はすごく
分かるんだけどね。
必要なことだし。
「まぁ、ごめんね。いつまでたっても言っ
てなくて。夜也くんとのバイトのこと
聞いてたから言おうか迷ったんだけどね」
「いや、嫌ってたのは事実だから」
逆に親の仕事すら知ってないあたしのが
悪い気がするし?
まぁこんなときにでも変なところにつっか
かるやつはいるもんだ。
「えっ、夜也くんって誰?
羅菜の彼氏?」
でた、くそまぁ一応兄・・・
そこになぜつっかかるのだ。
「海菜!あんたはいいとこに気づくのね!!」
まてまて、
どこがいいとこなんだよ・・・。


