夜也さん、

たとえ夜だからと言って寝言は寝て言わな
いとだめでしょ?

夜也の言葉を聞いてあたしは心の中で

そう考えながら夜也を見た。




「なんだ、その目は!!」

「いやいや!だってうちのお母さんが刑事
なんて信じらんないもん!!」



ってかそんなことお母さんの口から
聞いたことなんてないし。

信じろってほうが無理でしょ。



「なら、帰って聞いてみりゃいいじゃん。
もう遅いし佐菜さんによろしくな」

「えぇっ!ちょっと夜也!?」


夜也はさっさとあたしをここに置いて
闇に消えていった。



あたし一応彼女だよね!?

あれ、
でも付き合ったんだっけ?


付き合ってくださいとは言われたよね?



けどキスしただけで
なんの変化もなかったような・・・

あれ、イチャイチャしようとは言われたな。

まぁ大丈夫これからだよねっ。



あたしはこれからいろんな悩みが増えるこ
となんて知らずに



家に向かって歩き出した・・・。